「自分のことは話すな」仕事と人間関係を劇的に良くする技術

女性 40代 主婦

私も悩んだことがあり、いまだに思考錯誤中

副題は「仕事と人間関係を劇的に良くする技術」です。

仕事と人間関係は、社会人になれば永遠の悩みといっても過言ではないと思います。私は仕事の人間関係につまずいて転職した経験があるので、とても興味深く読ませていただきました。

在宅勤務になり、連絡はメールでのやり取りばかり。という仕事スタイルになっている人もいるかもしれません。ですが、コミュニケーションのほとんどは、まだ会話が担っていると思います。人間関係が劇的に良くなるかと言えば疑問が残る所ですが、仕事上の会話術と言う点ではとても参考になる本だと思いました。

余計な話ってなんだろう

余計な話はするな。と本の前半で筆者は主張しています。

筆者の言う余計な話とは、日常的な気楽な雑談ではありません。営業の最中に延々と営業内容とは違う話をしてしまうとか、面接の質問に的を得た答えをせずに自己アピールを長々と話すとか、そう言った種類の余計な話です。

雑談と言えば、初対面の人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる手段として重要だと私は思っていました。そのため、「雑談をすることは売り上げの損失」とまで言い切る筆者に、少なからず疑問を抱きながら読み進めました。

しかし、不要な話が長引けば長引くほど、一回の仕事に時間がとられてしまのは確かです。一つ一つの時間を短縮できれば、仕事の効率も上がっていきます。そして、筆者の言うように売上も伸びていくのかもしれません。

まずは聞いてみよう

リラックスしているときの、何でもない会話というのは楽しいものです。相手の知らなかった側面を知ることが出来たり、ちょっとした情報を交換できたり。そんな雑談はあってもいいと筆者も書いていますし、私もそう思います。

そして、話はお互いが気持ちよくするべきだとも書いています。自分の話ばかりではなく相手の話に耳を傾けること。人は話を聞いてもらうと嬉しくなります。私もそうです。嬉しくなるとついつい話しすぎてしまいます。そこを見極める目を常に自分の中に持つこと。ここが、この本の一番大事なところのように感じました。

まとめ

私もこの本を読んでから、「まずは相手の話を聞く。」ということを心がけています。人間関係が劇的に良くなったとはまだ感じませんが、心に余裕をもって会話ができるようになった気がします。相手の話をしっかり聞くと、そこにまた次の仕事に繋がる糸口が見えくることがあります。そして、相手の話を聞いたうえで、その場で内容を修正し、話し合うこともできる。そう感じています。

今、自分が話しているのは仕事内容に合致した話なのか、そうではないのかを考える。相手はどんなことを望んでいるのかを考えながら聞く。

そう言った思考方は、営業職だけに限らず、事務職にも販売職にも、生活全般にも役に立つのではないでしょうか。