習慣化は簡単じゃない習慣化したければ行動を明確にしろ
私には「運動が続かない」という悩みがあります。
3日坊主で終わってしまうことも多いため、当然冒頭に述べた悩みが解決するわけもありません。
堂々巡りをする日々の中で目にしたのが、「習慣」に関する本書でした。
習慣化させてしまえば、たとえ自分の意志が弱くても続けられるのではないか。
そんな淡い期待を抱きつつ、本書を手にしたのです。
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』では、成功者と呼ばれる人に共通する「9つの習慣」について紹介されています。
目標を達成できる人たちの共通する思考や行動について分かりやすくまとめられており、読みやすく実践しやすい本となっています。
9つの習慣
①目標に具体性を与える
②目標達成への行動計画をつくる
③目標までの距離を意識する
④現実的楽観主義者になる
⑤「成長すること」に集中する
⑥「やり抜く力」を持つ
⑦筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
⑧自分を追い込まない
⑨「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
9つの習慣の中で私が特に参考になったのは
②目標達成への行動計画をつくる
という習慣です。
②目標達成への行動計画をつくる
「月曜日、水曜日、金曜日には起床後必ず30分運動する」など具体的に「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に組み込んでおくことで、目標達成に必要な行動を着実に実行できるというものです。
「運動する」と決める人は多くいますが、曜日やタイミング、運動する時間などを細かく決めている人はわずかでしょう。
私も今までは「運動する」とだけ決めて、具体的な行動には落とし込んでいませんでした。
それを具体化するだけでも、何をすべきかがより明瞭になります。
ちなみに、ここまで行動すべきことが明確であると、行動する可能性は300%も高まるそうです。
具体的に計画するだけで行動する可能性が高まるのであれば、試してみて損はない習慣と言えます。
また、この章では目標達成の切り札として「if-thenプランニング」が紹介されています。
今回は割愛させていただきますが、このプランニングに関しては他の章でも触れられており、非常に参考になる考え方でした。
その内容については、ぜひ本書を手に取って確認していただければと思います。
「習慣」に関する本は、書店でも目にする機会が増えました。
それだけ多くの人が習慣に対して関心を抱いているのでしょう。
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』は、内容はシンプルでありながらも分かりやすく、何度も読み直したいと思える良書でした。
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