営業の働き方大全
営業マンとして働くためのアレやコレが載ってます。
著者 菊原 智明
群馬県出身の営業コンサルタントです。
ダメ営業マンから全国ナンバー1になったサクセスストーリーをお持ちの方です。
【著者が本書を書くに至った理由】
もっとラクに成果を出し、営業活動を楽しんで貰いたいとの思いが
この本を書くに至った背景です。
著者自身、元々はダメ営業マンでした。
新卒から7年間は結果が出ずに、地獄のような日々を送っていました。
そこから自身の働き方を見直し、8年目に営業のトップへ上り詰めました。
その時の経験やノウハウを元に、この本を執筆しました。
本の概要
・営業に必要な"心技体"について、まとめたノウハウ本です。
・"大全"というタイトルどおりに、幅広い内容を紹介しています。
心構えから営業手法、はたまた健康法についても触れています。
・営業を始めたばかりの新人や年次の若いサラリーマンに、オススメの一冊です。
この本の特徴は、具体的な内容にフォーカスしていない点です。
営業について広く浅く知りたい・営業とは何ぞや?という方に向いています。
反対にこの分野を深く知りたい・勉強したい方には向いていません。
【この本を選んだ理由】
プライベートで人間関係のトラブルがあったのがきっかけです。
当時は恋人にフラれ、人として色々見直そうと思っていました。
「人のウケがよかったり、魅力的な人になるにはどうしたら良いか?」
↓
「売れっ子営業マンみたいになればいいのか!」
極めて短絡的な思考で購入した一冊です。
感想
①説得感の増すテクニック
簡単に、使えそうなテクニックです。
人を説得する、いわゆる動いてもらうための大事なシーンでは声のトーンを下げる。
トーンを下げるのに加え、ゆっくり話すとより重要な感じが出ます。
プレゼン時に、ここ一番で使いたいと思います。
低音で落ち着いた声になったことで説得力が増したのです。
世間話や説明時は明るめの声でテンション高く話す。その方が会話が盛り上がるからです。(112ページ)
②相手に動いてもらうテクニック
こちらも実践のハードルが低いテクニックです。
まず相手に動いてもらうには、自己開示をする必要があります。
営業で例えると、知らない相手からは物を買わないはずです。
まず自分がどのような人となりをしているか、知ってもらうことです。
そうすることで、アクションを起こしてもらえる確率が増えます。
確かにこちらの意図ややりたい事を伝えると、よく動いてもらえる実感はあります。
知らない人に自分のことを話すには抵抗があります。まずは営業サイドから自己開示するのです。(118ページ)
③顧客に着座させる秘訣
実際に使えるか分かりませんが、やられたことあるなと思ったテクニックです。
人は立ち話をするより、座って話す方が話はしやすい。
色々話してもらうために、着座を促すテクニックです。
着座ポイントの前で「小さなYES」を取っておくだけで、着座率はさらにアップするのです。(100ページ)
まとめ
タイトル通りに、幅広く営業について触れた一冊です。
結論から言うと、本を読むきっかけは解消されませんでした。
そもそも、この本を選ぶ過程が雑でした。
とはいえ営業の素人である私には、勉強になる部分が随所にありました。
細かいテクニックですが、生かしていきたいと思います。
本書についてですが、幅広いというメリットは見方を変えると、デメリットにもなります。
大全系と名のつく書籍にありがちな、内容の薄さが気になりました。
広く浅くでいいから営業について知りたいという方には、おすすめの一冊です。
反対に営業について、知りたいポイントが限定されている方には向いていない一冊です。
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