多動力

女性 ライター

現状や将来を不安に感じ何か行動せねばと考えている方におススメの一冊

何か行動しないと、何かを発信しないと・・・けど何をどうすれば良いの?仕事にも慣れ、毎日同じことの繰り返しに嫌気がさしているあなた。休日はネットで「稼ぐ方法」や「起業するには」などと調べては満足して結局何も行動を起こしていないあなた。独立や経営者を夢見ながら、そんなことは自分には無理と、高をくくっているあなた。そんなあなたに、ホリエモンこと堀江貴文さんの経験も盛り込まれたこの本をおススメします。本書を読むことで、どのように行動すればよいか、どのように時間を確保すればよいのか、ということが見えてくるはずです。

とにもかくにも動く!

現代ほど様々なことにチャレンジできる環境はないのではないでしょうか?知らないことでもネットを見ればすぐに解決しますし、SNSでも情報を拾うことができます。今こそ、自分の興味の持った分野にはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。「やらない」「やめる」ことは簡単です。しかし、そこには結局今の自分と変わらない現実が待っています。「やる(始める)」や「やりきる・続ける」は非常にエネルギーを必要とします。しかし、間違いなく今の自分より成長した自分が待っています。

本書の中に、「見切り発車でいいからやってみよう」「準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても満足いくものはできない」という言葉があります。多くの方が、(特に優秀な方は)どうしても勝算が見えないと行動できないケースが見受けられます。「失敗したくない」「恥をかきたくない」「行動したいけど、環境が変化するのは嫌だ」「仕事が忙しくて・・・」「家庭が・・・」やらない・できない言い訳ばかりを考える癖がついていませんか?大抵は未来の結果なんて不確定なものばかりです。にもかかわらず、明確なゴールが見えないと動き出せない人があまりにも多いと感じます。

それではいつまでたっても行動できませんよね?まずは始めてみましょう。失敗することではなく、何もやらないということに対して不安を感じましょう。私も「何か形になるものを残したい!」という想いだけで、ライティングを未経験で始めました。この記事もそうです。ゴールなんて意識していませんでした。特にライティングに自信があったわけでもありません。しかし、書き始めてみると、意外に楽しく記事を書いている自分がいました。実はやってみると楽しかった・得意だったということが偶然発見できるかもしれません。しかしそれは「行動した人」のみが得られる発見です。ぜひ少しでも興味を持ったこと、以前からやってみたかったことに挑戦してみましょう。

自分の人生にワクワクしていますか?自分の時間を生きていますか?

本書の最大のテーマであり、読者に伝えたいことだと思います。著者の堀江さんは

①「ワクワクしない」時間を減らす②「他人の時間」に振り回されない

この2つが重要だと語っています。

①「ワクワクしない」時間を減らす

 皆さんは24時間ワクワクして過ごしていますか?ほとんどの方が「いいえ」と答える質問だと思います。それでは24時間のうち「ワクワクした」時間を少しでも過ごしましたか?この質問に対しても「はい」と答える方は多くはないと思います。私もある一日を振り返ったときに、「心からワクワクした、楽しかった」と思える時間はほとんど過ごせていませんでした。本書を読んでから、仕事に関してもプライベートに関しても、自分が「ワクワクするかどうか」「楽しいかどうか」ということを軸に選択をするようになりました。すると、今までとは違い、充実した時間を過ごす割合が大きくなりました。特に仕事では、そのような「軸」をしっかり持つことで自分の意見をしっかりと述べることができるようになりました。結果的に、自分で業務をコントロールできることが増えました。皆さんも、ぜひ「ワクワクするか」ということを軸に選択をしてみましょう。

②「他人の時間」に振り回されない

 あなたが過ごした今日は、自分のための時間で埋まっていましたか?全く前進しない会議や、なんの学びにもならないルーチンワークなど、自分がやらなくてもいいことに時間を費やしているのではないでしょうか。このような日常が続けば、当然自分のやりたいことや興味のあることに割く時間も少なくなります。「これは自分がやる必要があるのか」「この作業に意味があるのか」このように意識することで、いかに私は「他人の時間」を過ごしているのかを実感することができました。しかしそのおかげで「こうすればこの作業は減らせる」「これは自分がやらなくてもよい」ということを考える習慣が身につき、自分の時間を徐々に確保できるようになりました。自分の人生は自分のためにあります。ぜひ「他人の時間」を過ごしていないか一度考えてみましょう。

まとめ

これら2つを意識・実行することで、自分が本当にやりたかったことが見えてくるはずです。そして、もっと楽しい毎日を過ごすことができるはずです。時間は誰しも平等に進みます。「ワクワクした」時間も「ワクワクしない」時間も、どちらも同じように過ぎていきます。どうせなら「ワクワクした」時間を過ごしませんか?

本書には自分の人生をより楽しく生き生きと過ごせるようなヒントがたくさん詰まっています。ぜひ、自分の将来に見えない不安を感じている人や、現状に満足していない人は本書を手に取り、明るい未来に向かって進みだしましょう。