誰も教えてくれない。40代でのマネジメントの重要性

男性 IT企業会社員 40代

人気のクリエイターとして新たなトレンドなどをどんどん生み出している佐藤可士和氏。大変なクリエイターとして、どんな発想やアイデアを持つ天才かと期待しながら、読んでみました。

あれっ、普通の人って言うのが最初のイメージでした。実に洗練されたビジネスマンという感じで、天才的なクリエイターとしての奇抜さがいい意味で感じられない。非常にマネジメント能力やコミュニケーション能力にも優れているかたなんだなって、感じました。

問題発掘能力、分析改善能力、またコミュニケーション能力に優れており、大変優秀なビジネスマンであるというのが、本書の随所から感じられました。物事の全体像をきちんと理解しながら、可視化をして、より具体的な方法で的確なアウトプットをする方法に関してはありとあらゆるビジネスマンに通じる考え方だなと痛感しました。

働き方からワークスタイルにまで上手く言及しているので、これからの時代を生き抜いていくビジネスマンにとってより高い生産性や心の持ちようを考えていくうえでも本書は必ずや読んでおくべき一冊であることは間違いありません。

マネジメントの重要性

特に組織のマネジメントなどをおこなっていかなければならない40歳台からの層は必ずやこのような書籍を読むべきです。自分が属する組織が今どのような状況にあり、今後、どのような課題に向き合っていかなければならないかをきちんと理解することはマネジメント層には欠かせない大切な考え方となります。

部下や組織が抱える問題をより的確に理解することで、会社や組織の生産性は大変大きく変わってきます。新型コロナ感染症の影響で今後もどんどんリモートワーク時代が進んでいくなかで、いかにしてクリエイティビティを発揮して既存のビジネスモデルとは異なる発想や組織を作っていけるかどうかを考えていかなければ、生き残っていくことは難しい時代となっています。

既存の縦割りの組織では意思決定プロセスに非常に時間がかかり、上手く成果が出せないような場合もあります。そのような変革の時代においていかにして、組織をシームレスにそしてフラットにしていけるかどうかはやはり大切な考え方となります。

クリエイティビティな発想って、ただ作品を作るだけではなくビジネスモデルやビジネス環境、そしてそれが最終的には働く個人にまで影響を与えることに少しびっくりしながらも、大変共感深く読まさせて頂きました。

これからの働き方

オンライン時代がこれからどんどん進展していくなかで、更に高いスキルやアウトプットを自分で楽しんでいくにはやはり、きちんとした方法で自分のスキルややりがいを確実にアウトプットすることを考えていかなければなりません。

働き方改革が盛んに言われる中で、ワークライフバランスなどにもきちんとした理解のある方だなとプライベートなフォトショットを見ていて感じました。クリエイティビティって色々な世の中における知識や情報、出来事に高い感性のアンテナをもつことが大切なことなんだと実感しました。

まとめ

今までのビジネスにおける考え方って実はもうあまり通用しなくなりより新たな付加価値を会社や個人がつけていかないと生き残る事自体が難しい時代だなって痛感しました。オンラインでありとあらゆる情報が錯綜し、それを上手く咀嚼した人間が時代を切り開くお金の稼ぎ方ができるのであれば、勝ち組ビジネスマンって、これからは、学歴でもなく、職歴でもなく、新たなトレンドを自分で作っていける人間なんだなって感じました。

これからの会社を背負っていく世代やビジネスマンにとっても必読の書であると感じました。読みやすく多くのかたにとってもおすすめの一冊となることは間違いありません。