1分で話せ!人はあなたの話の80%は聞いていない
この本は、1分で簡潔に話すロジックを解説するだけのものではありません。
主にプレゼンをする時の流れで書かれていますが、話をする時の事前準備と伝える側の思い、アフターフォローの大切さにも言及されています。ビジネスや日常にも応用できることばかりです。
ここが参考になった
まず前提として、人はあなたの話の80%は聞いていないということに衝撃を受けました。
流暢であったりどんなに面白い内容であったとしても、ほとんどの内容が頭に残ることは不可能だということです。そもそも人に話すということは、何か目的がある場合が多いですよね。少しでも相手の頭に残し相手が動くために、1分で話せるように話を組み立てて伝えるとことが大切だということ。理解をしてもらうことがゴールではなく相手を動かすことがゴールであるということを意識できました。
人を動かすには
単にその人に話をするだけなのか・何かしてほしいのか・別の誰かに何かをしてもらうためにこの説明をしているのかなど。プレゼンをする時などに、なぜ自分はここにいて何のためにプレゼンをするのかということを明確にすることが大事だなと思いました。
また、話の内容を理解してもらえたとしても実際に動いてもらえるのとは違います。
たとえば部下に何かをしてもらいたい場合、理論(左脳)だけで理解しても言うことを聞いてもらえない場合など。人を動かすには左脳と右脳(情熱や共感)が必要だとわかりました。
長い話は退屈になる

人は長い話は聞いていないことがわかりました。
そのため、プレゼンをする時は話をする場所や聞いている人たちの顔のイメージを意識しながら、実際に声を出して練習をしてみることが必要だと気づかされました。他の様々なことは練習をしている人は多いのに、プレゼンの場合は実際に話す練習をしている人は少ないと思います。声の抑揚・強調する言葉など自分の声を録音して聞いてみると見えてくることがあります。
そして退屈させないために、あえてツッコミどころを用意して質問コーナーが活発になるように工夫するのもよい方法だと思いました。
1分の組み立て方
1分でわかりやすくする第一歩は、結論と根拠(いくつか)と例えを組み立ててみること。
根拠は1つでは心許ないので3つ。3つあれば結論も強くなるし相手の印象にも残ります。
たとえば、〇〇さんと一緒に仕事がしたい。なぜなら、人柄もいいしサポートもしてくれるし方向性がわかりやすいなど。
難しい言葉を使うと、相手が難しい言葉の意味を考えている間に話が進んでしまってよくわからないままその話が台無しになってしまう場合があります。
こうならないために簡単にわかりやすく、まとめることが大切だということ。
すっきり簡単にするには、使う言葉や文字を少なしくして文章をややこしくしないことだとわかりました。
印象に残る「超一言」で表す
私の実体験でこんなことがありました。
近所のおばあちゃんに誕生日を尋ねられた時のことです。
御年90歳を超えているので、何かを覚えるには苦労したり忘れたりしがちです。
私は1月8日生まれなので、こう答えました。
「一か八かの人生なので、1月8日です」
おばあちゃんの頭の中に、一か八かという一言が強烈にインプットされて、1回で覚えていただくことができました。
さらに魔法の一言を加えるとイメージが広がる
著書では牛丼屋さんのお話で例えられていましたが、私が知っている例えで書いてみます。
車販売の営業をするとします。お客さんの好きな車種で燃費もよく装備も充実していて値段もお手頃。買わないはずがないぐらい条件が揃っていたとしても、何か踏み出すものがないと買わないものです。そこで車のイメージ動画(CMなど)を見せます。家族でワイワイ車に乗ってキャンプに出掛けて、車の前で焚火をしている楽しそうな動画です。
その時に営業マンの魔法の一言「想像してみてください、この世界を経験するとしたらどうでしょう」さらに「素晴らしいと思いませんか」と方向感を伝えます。
すると、お客さんの頭の中にはその車に乗って家族と仲良く楽しんでいるシーンが広がっていきました。
聞き手が、自分の中でイメージを膨らませていくことができれば、勝手に無限大に想像は広がっていくのです。
イメージを広げてもらうことで、伝えていること以上に説得力を持つことを実感しました。
心からの思いも必要
言葉の技術がなければ話は伝わりませんが、これだけでも伝わりません。
心からの思いや情熱は、視線や声のトーンなどに現われます。好きな趣味の話をしている自分はイキイキしていますよね。自分の存在をかけて伝える情熱も大事だと思いました。
こういう人にオススメです
話をしても聞いてもらえない・伝わらない。そんな方にロジックだけでなく、心理的な側面や自分の思いの大切さを理路整然とよくあるシーンを交えて教えてもらえる本です。
実践すると話の伝わり方に変化が現れ、話すことへの自信がつくのではないでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません