NOと言えない人へ。大切なことは一握り
「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳。
概要
「より少なく、しかしより良く」。これが本書におけるキーワードです。
自分もしくは周りの人で、次のような悩みをお持ちの方はいませんか?
・人から頼まれると、断れなくてつい引き受けてしまう。
・色々なことに手を出しすぎて、どれも中途半端に終わってしまう。
・仕事ばかりで、家族との時間を作れない。
もし、このようなお悩みをお持ちでしたら、本書を強く推薦します。
本書は、GoogleやAppleなど名だたる企業のアドバイザーを務める著者が、“本当に大切なことだけに集中する方法”を説いています。
本書のタイトルにもなっている「エッセンシャル」とは、“本質”を意味します。
“本当に大切なこと=本質に集中するため”、「より少なく、しかしより良く」というエッセンシャル思考について、本書で説かれています。
印象的な2点
本書の内容はどれも素晴らしいものでしたが、その中でも特に印象的だった内容を2点ご紹介します。
1.目標を明確化すること

人によっては、これはよく聞く話と思われるかもしれません。
しかし、他の本と違うのは「全ての不要なものを切り捨てるために、目標を明確化する」という内容で書かれていることです。
現代はあまりに多くの物事が溢れています。後述の「NOと言う」ことにも繋がりますが、多くの物事によって“本当に大切なこと”が埋もれてしまっています。
自分が何を成し遂げたいのか、自分にとって大切なことは何か。
自分にとって“本当に大切なこと=目標”を明確にすると、その他一切のものを切り捨てることができます。
そうすることで、目標達成のために力を集中し、高いパフォーマンスを発揮できます。
2.NOと言うこと

私にとって、この「NOと言うこと」はとても響きました。
人から頼まれると、つい引き受けてしまう人がいますよね。私です。
見栄を張りたい、よく思われたい、期待に応えたい、断って気まずい思いをしたくない。
様々な理由はありますが、頼まれると二つ返事で「YES」と答えてしまう人は多いはず。
しかし、本書では簡単に「YES」と答えることを断固として否定しています。
その理由は、前述の通り「本当に大切なこと」が埋もれてしまうからです。
頼みごとを次々に引き受けていくと、気づけば自分のキャパシティを超え、最後はどれも中途半端な結果に終わります。
そうならないためには、“断ることです”。目標を明確化したら、それ以外の一切は断らなければなりません。
本書では“断ること”の大切さを説き、その具体的な方法についても述べています。仕事や私生活などあらゆる場面において、活用できる方法です。
まとめ
本書は、“自分の大切なことに集中するための方法”を説いた本です。
その集中方法は、とても明確です。“具体的にどのようにすべきか”が書かれており、今日からでも実践できることばかりです。
冒頭でも書いたような悩みをお持ちの方は、ぜひ本書を読むことで「より少なく、しかしより良く」という思考を知っていただけたらと思います。
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