伝説のトレーダーに50万円を1億円にする方法をこっそり教わってきました
この本の中で伝説のトレーダー(坂本さん)は、「ファンダメンタルズとテクニカルは混ぜるな危険!」「くたばれテクニカル」と断言しています。
本の中で参考になったところを箇条書きすると
・業績を無視して上がったり下がったりする株はクソ株
・来期分の成長を今期に勝手に期待することによって高値でかってしまわないように注意する。
・PER(株価収益率・・・株価を1株当たりの当期純利益で割った数字)は普通妥当なのは15~20倍と言われているが、単純に判断せず、その銘柄が属するPERと比較する必要があるり、日本取引所のHPに規模別・業種別のPERとPBR(株価純資産倍率)の一覧表があるから参考にする。
・PERだけで判断せず、同じ小売りでも業績が伸びている業界かどうか判断する(例として、ドラッグストアとホームセンターを挙げている。)
・外食や小売りでは月次を追うのはファンダメンタルズの基本中の基本で、月次は、全店より既存店を重視する。
・公共事業や建設、製菓関連など季節性のある銘柄が存在する。(公共事業・建設業は3月、製菓は12月、2月に売り上げが伸びる)
・優待利回りのいい銘柄は「3か月+5日」前に仕込め。
・使えるテクニカルとしてローソク足の陽線が3つ並んで上昇している「赤三兵」は強気のサインなので、赤三兵が完成する前の引けの14時45分ごろに買う。
・新規公開株のIPO銘柄は値動きが落ち着く半年後1Qや2Qの四半期決算を見て、エントリーしても遅くはない。上場日やその翌日などに手を出すと高値掴みで失敗することも。
・最初に月次を出した銘柄の同業他社の銘柄を狙う。
・エントリーは成行にするな!板を読んで指値で行うべし。
・青天井のようにどんどん上げっていく場面で天井をつけて下がってきたら買値までさがったらもう切る。
・利益確定はゆるくていいが、ロスカットだけはきっちり守れ。
・OVERやUNDERなど見えてないところの売買なんて今進行しているトレード需給になんの影響もない。
まとめ
山田さんは、「くたばれテクニカル」と断言していますが、赤三兵だけはテクニカルで使えるとも言っています。テクニカル重視で成果を題しているデイトレーダーの方もいらっしゃいますし、ファンダメンタルとテクニカルの混合で成功している方の本も読んだことがあります。リーマンショックのような相場自体の下落もありますし、各人性格が違うので、長期保有どころか次の日まででさえ保有していると眠れないという人もいると思うのです。だから、くたばれテクニカルと言い切ってしまうのは僭越ながらちょっと寂しいです。
ドラッグストアとホームセンターを挙げて、同じ小売りでも業績が伸びている業界かどうか判断することや外食や小売り月次を追うのはファンダメンタルズの基本で全店より既存店を重視することや季節性のある銘柄に着目することがファンダメンタルズの見方として大変ためになりました。
買いと売りの注意点がはっきり書いてあるので、たくさん本を読んではみたけれども情報過多で何が最も大事なのかわからなくなってしまい、いざ取引が始まると混乱して迷ってばかりいるような人にオススメです。
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